2024年6月12日

現象と実在の違い

 現象と実在の違いは、常に大きなテーマのひとつとして哲学の歴史を通じて論じられてきたそうです。特に最初期、古代ギリシャの哲学者ソクラテス(前470年~前399年)より前の時代には思想の中心に据えられています。例えば哲学者タレスは、現象がどうあれ万物の根源は水だと唱え、ヘラクレイトスは、世界は火から出来ているなど、現象のすべてが、もっと根源的な実体で出来ているということを真剣に捉えていたということです。
 実在をどのように捉えるかということは、時空研的には独自の解釈のあるところですが、まず、現代社会が科学という科(とが)で、唯物論に陥ってしまっているのは知性の退廃に思えてなりません。
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